猫背だと思っていたけど実は違う?4つのタイプ診断と改善のヒント
初めてピラティスを受けにくるお客様からよくいただくご相談が、「猫背なんです…」。
しかし、実際に姿勢をチェックすると、本当の猫背(背骨が過度に丸くなっている)ではないケースがとても多いのです。
多くの方は「姿勢が悪い=猫背」と決めつけ、自己流で改善エクササイズを続けます。
ところが、原因が異なれば効果は出ませんし、場合によっては逆効果になることも。
効果的に姿勢を改善するためには、まず自分の現状を正しく把握し、原因に合ったストレッチやトレーニングを選ぶことが不可欠です。
ここでは、猫背に見える原因を4タイプに分けて、それぞれの特徴と改善ポイントをご紹介します。
猫背に見える4つのタイプ診断
以下の中で、ご自身の特徴に近いものをチェックしてみましょう。
- 背骨丸まりタイプ:背骨全体が丸く、胸を開くのが苦手
- 肩前方錯覚タイプ:肩が前に出て見えるが、背骨はまっすぐ
- 頭前方タイプ:頭が前に突き出ているクレーン現象
- 複合タイプ:上記の複数が混ざっている
タイプ別改善ポイント
① 背骨丸まりタイプ
いわゆる本当の猫背タイプ。胸を開く伸展方向への柔軟性を高め、コアの安定を意識したトレーニングが重要です。
② 肩前方錯覚タイプ
肩が前に見える原因は、腕の内旋や肩甲骨の不安定さ。肩甲骨を正しい位置で安定させつつ、腕の外旋トレーニングを行います。
③ 頭前方タイプ
頭が前に出てしまうことで首や肩に負担がかかります。頸椎の自然なカーブを意識して正しい位置に戻す壁チェックが効果的。
④ 複合タイプ
2つ以上のタイプが混ざっている場合は、優先度の高い原因から順に改善します。必ずセルフチェックを行いましょう。
まとめ
猫背に見えるからといって、必ずしも背骨が丸まっているとは限りません。
原因を見極めることで、最短で効果的な改善が可能になります。
「一生懸命やっているのに効果が出ない…」と感じている方は、まずはご自身のタイプを診断し、それに合わせた改善方法を選んでみてください。
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