骨盤の傾きだけに注目していませんか?
骨盤の前傾・後傾は、見た目だけで判断して改善エクササイズを始めても、思ったような効果が出ないことがあります。その大きな理由の一つが「股関節の柔軟性不足」です。
股関節の動きと骨盤の関係
骨盤は股関節とセットで動きます。股関節の可動域が制限されると、骨盤が過剰に動いてしまい、結果として反り腰や骨盤後傾姿勢が強調されて見えます。
例えば、股関節が前に曲がる(屈曲)動きが硬い場合、骨盤が後傾しやすくなります。逆に、後ろに動かす(伸展)動きが硬い場合、骨盤は前傾しやすくなります。
まずは股関節の柔軟性チェック
- 股関節屈曲チェック:仰向けに寝て片膝を抱え込み、胸にどれだけ近づけられるか確認します。腰や反対足が浮く場合は、屈曲の柔軟性が不足しています。
- 股関節伸展チェック:立った状態で片足を後ろに引き、腰を反らさずにどこまで動かせるか確認します。動きが小さい場合は伸展の柔軟性不足です。
改善のためのストレッチ例
- 屈曲が硬い人:お尻やもも裏(ハムストリングス)のストレッチを重点的に。
- 伸展が硬い人:太もも前(大腿四頭筋)や股関節前面のストレッチを行いましょう。
まとめ
骨盤の前傾・後傾を直そうとする前に、股関節の柔軟性を確認し、必要なストレッチを取り入れることが大切です。土台となる股関節の可動域が整えば、骨盤の位置も自然と改善しやすくなります。
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