背骨丸まりタイプ改善ストレッチ|胸を開く柔軟性&コア安定トレーニング

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背骨丸まりタイプ改善ストレッチ|胸を開く柔軟性&コア安定トレーニング

「猫背」と聞くと、背骨全体が丸くなっているイメージを持つ方が多いですが、実際には猫背のタイプや原因は人それぞれです。特にこの「背骨丸まりタイプ」は、見た目にも分かりやすい猫背でありながら、間違ったエクササイズを続けてしまっている方が少なくありません。

指導現場でもよくあるのが、「ロールアップ系の腹筋はできるけど、姿勢が全然改善しない」というケース。これは、屈曲(丸める動き)が得意な背骨丸まりタイプの方が、さらに丸める方向の動きばかり繰り返してしまっているためです。本当に必要なのは、胸を開く方向への柔軟性アップと、理想的なS字カーブを保てるコアの安定性です。

背骨丸まりタイプの特徴

  • 胸椎(背中の真ん中の部分)が全体的に後弯(丸まり)している。
  • 肩甲骨が外側に広がり、不安定になっている場合も多い。
  • お腹側の筋肉が優位で、背面の筋肉が弱くなっている。
  • 丸める動き(屈曲動作)は得意だが、胸を開く動き(伸展動作)が苦手。

タイプ別の丸まり方をチェック

背骨丸まりタイプといっても、丸まり方には2つのパターンがあります。鏡や動画で横から自分の姿勢を撮影してみましょう。

全体的に丸いタイプ

  • 胸椎全体が均等に後弯している。
  • 改善方針: 胸を開く方向への可動性を高め、その姿勢を支えるためのコア安定トレーニングを行う。
  • お腹と背中で「身体をサンドイッチ」するような意識で安定させる。

胸椎下部だけが丸いタイプ

  • 胸椎下部だけが強く丸まり、胸椎上部が動いていない。
  • 改善方針: 胸椎上部にも丸みを作る柔軟性を養い、負担が一箇所に集中しないようにする。
  • 代償動作(肩甲骨の不安定化や腰の反りすぎ)を防ぐことが重要。

改善のためのステップ

① 胸を開く柔軟性の確保

まずは胸椎を伸展させる動きを取り入れましょう。フォームローラーやバスタオルを背中に置き、仰向けで胸を開くストレッチが効果的です。呼吸と合わせて胸を広げ、背中全体に心地よい伸びを感じましょう。

② 回旋・サイドベンドも取り入れる

胸椎は前後の動きだけでなく、回旋や側屈(サイドベンド)も可能です。回旋系のストレッチや、横に倒す動きで多方向の柔軟性を高めると、日常生活での動きやすさが格段にアップします。

③ コア安定トレーニング

柔軟性を確保したら、次は安定性です。背中を反らしすぎず、お腹と背中でサンドイッチするように体幹を支える練習をします。プランクやデッドバグなど、姿勢を保持する系のトレーニングが有効です。

④ 柔軟性と安定性のバランス

筋力がついてきたら、柔軟性の維持も忘れずに。背筋優位になりすぎると別の不調を招くため、あくまで「柔らかく、安定している」状態を目指します。

日常で気をつけたいポイント

  • 長時間のデスクワークでは、30分に一度は胸を開くストレッチをする。
  • スマホやパソコン作業中、背中が丸まっていないか定期的にセルフチェック。
  • 寝る前のリラックスタイムに胸を開くポーズを習慣化。

まとめ

背骨丸まりタイプの猫背は、単に「姿勢を良くする」という意識だけでは改善しにくいものです。大切なのは、胸椎を開く柔軟性と、それを支えるコアの安定性をバランスよく養うこと。自分の丸まり方のタイプを見極め、正しいステップでアプローチすることで、効率的に改善していきましょう。

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